ウイスキー検定対策塾
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【問1解説】
この手の問題はほぼ毎回出題されています。
 ミネラルの多寡(たか)を表す指標を「硬度」といいます。日本では、習慣的に100度未満を軟水、100~300度未満を中硬水、300度以上を硬水といいます。
・コントレックス(1468:仏)
・ペリエ(417:伊)
・ヴィッテル(307:仏)
・エビアン(304:仏)
・ハイランドスプリング(143:スコットランド)
・ボルヴィック(60:仏)
・クリスタルガイザー(38:米)
・南アルプスの天然水(30:山梨)
・ディーサイド(22:スコットランド)
です。

【テキスト:P26】【新版テキスト:P19】


【問2解説】
前回から酵母の学名が問われる問題が出題されています。酵母(イースト菌)は微生物の一種です。何千という種類が存在しますが、酒造りや製パンなどに利用される酵母は、分類上全てサッカロマイセス・セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)です。 酵母は、酸素のない環境下において糖分を炭酸ガスとアルコールに分解します。この働きを利用してアルコール発酵を行うのが酒造りです。
 
【テキスト:P24】【新版テキスト:P16】


【問3解説】
1494年に出されたスコットランド王室財務省の記録に、「アクアヴィテ」という、ウイスキーの語源とされる言葉が出てきます。「アクアヴィテ」とは、ラテン語で”生命の水”という意味の言葉。ウイスキーだけでなく、蒸留酒全般の語源となりました。これがゲール語(ケルト族言語のひとつ)に直訳されて「ウシュク・ベーハー」となり、やがて「ウスケボー」「ウイスキー」などに転訛(てんか)していったとされます。
 
 
【出典:土屋守監修「ウイスキー完全バイブル」ナツメ社】


【問4解説】
モルト(malt)は、麦芽の意味。スコッチやジャパニーズのモルトウイスキーには、単なる大麦ではなく、発芽させたものを使います。これをモルト(大麦麦芽)といいます。 因みに、バーレイは大麦のこと。
 
 
【旧テキスト:P20】【新版テキスト:P12】


【問5解説】《頻出問題》
ウイスキーの一般的な定義:
 
条件1:穀物を原料としていること、
 
条件2:糖化・発酵・蒸溜を行っていること、
 
条件3:木樽熟成をしていること
 
 
【旧テキスト:P17】【新版テキスト:P9】


【問6解説】《頻出問題》
この問題は、毎回出題されます。
世界の5大ウイスキーは、常識レベルで覚えておきましょう。
ただ、個人的にはインディアンウイスキーの販売数量が桁違いに大量でスコッチの比ではないため、無視することはできないと思いますが…
 
 
【旧テキスト:P18】【新版テキスト:P10】


【問7解説
複数のモルトウイスキーを混合したウイスキーを「ヴァッテッドモルト」と呼びます。「ヴァッテッドモルト」は、グレーンウイスキーを使わずに、複数の蒸留所のモルトウイスキーのみを混和したものです。ただし、現在は「V」の発音が外国人には難しいということで、「ヴァテッド」という言葉を使わずに、「ブレンデッドモルト」と呼ぶのが一般的になりつつあります。
 
 
【旧テキスト:P33】【新版テキスト:P25】


【問8解説


ヨークは、イングランドの地名です。


【問9解説
①グラスゴー(約60万人)、
②エディンバラ(約51万人)、
③アバディーン(約23万人)、
④ダンディー(約15万人)、
⑤ペイズリー(約7.7万人)、
⑥イースト・キルブライド(約7.5万人)、
⑦インバネス(約6.2万人)

【テキスト:P30】【新版テキスト:P22】


【問10解説】
ベン・ネヴィス(Ben Nevis)は、イギリスの最高峰(標高1344m)の山です。登山者は年間10万人。山頂には測候所の廃墟が残っています。この測候所での勤務経験から、チャールズ・ウィルソンは「霧箱」を発明し、ノーベル物理学賞を受賞しました。

※因みに、「ベンリネス」は、スペイサイドで最も高い山の名前で標高840m。その標高213mにベンリネス蒸留所があります。


【問11解説】
スコットランドの主な河川
 
全長順()内はイギリス国内の順位
 
テイ(Tay)       117mile、188km、イギリスで7番目
 
スペイ(Spey)      107mile、172km、イギリスで8番目
 
クライド川(Clyde)  106mile、172km、イギリスで9番目
 
ツイード(Tweed)    97mile、156km、イギリスで11番目
 
ディー(Dee)       87mile、140km、イギリスで14番目
 
※ツイード川は、ローランドに位置します。





【問12解説】
北海油田の開発で、アバディーンを中心に石油産業が成長し、現在では半導体や情報産業、バイオ産業も成長の一途を辿っています。

 
【テキスト:P31】【新版テキスト:P23】


【問13解説】
●ロバート・バーンズ(Robert Burns、1759年1月25日 - 1796年7月21日)は、スコットランドの国民的詩人、エアシャーの大詩人。  
『ハギスに捧げる詩』
『蛍の光』
『故郷の空』
『シャンタのタム』
『我が恋人は紅き薔薇』。    
 
※因みに、「アイヴァンホー(Ivanhoe)」は、スコットランドの作家サー・ウォルター・スコットが1820年に発表した長編小説。架空の主人公を歴史的な出来事の中に入れる手法の元祖ともいわれている。

良く出題される他の作家--------------
  
●サー・ウォルター・スコット(Sir Walter Scott, 1771年8月15日 - 1832年9月21日)は、スコットランドの詩人、小説家。
『湖上の美人』(1810年)
『ウェイヴァリー』歴史小説(1814年)
『ロブ・ロイ』(1817年)
『ランマームーアの花嫁』(1819年)
『アイヴァンホー』(1820年)など。  
 
●ロバート・ルイス・スティーヴンソン(Robert Louis Balfour Stevenson、1850年11月13日 - 1894年12月3日)は、スコットランド、エディンバラ生まれの小説家。 
『宝島(1883年)』
『ジキル博士とハイド氏(1886年)』
 
●コンプトン・マッケンジー(Compton Mackenzie, 1883年1月17日 – 1972年11月30日)は元・グラスゴー大学学長。
コメディー『ウイスキー・ガロア』(1947)
『カーニバル』(1912年)
『不吉な街』(1913年)
『シルビアとマイクル』(1919年)
『薄氷』(1956年)など。
 
●余談--------------
■ウィリアム・ワーズワス(Sir William Wordsworth, 1770年4月7日 - 1850年4月23日)は、イギリスの代表的なロマン派詩人である。湖水地方をこよなく愛し、純朴であると共に情熱を秘めた自然讃美の詩を書いた。同じくロマン派の詩人であるサミュエル・テイラー・コールリッジは親友で、最初の作品集はコールリッジとの共著であった。多くの英国ロマン主義詩人が夭折したのに対し、彼は長命で、1843年に73歳で桂冠詩人となり、1850年に亡くなった。
 
■ジェイムズ・ジョイス(James Augustine Aloysius Joyce、1882年2月2日 – 1941年1月13日)は、20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるアイルランド出身の小説家、詩人。
画期的な小説『ユリシーズ』(1922年)
短編集『ダブリン市民』(1914年)
『若き芸術家の肖像』(1916年)
 『フィネガンズ・ウェイク』(1939年)など。


【問14解説】《頻出問題》
守護聖人は毎回出題されるので、全て覚えておきましょう。
 
・イングランド――聖ジョージ
・ウェールズ――聖デイビット
・スコットランド――聖アンドリュー
・北アイルランド――聖パトリック
・アイルランド――聖パトリック
 
※参考にならないと思いますが、こんな覚え方もありかと。。。
 
ングランド――聖ョージ(意地)
ェールズ――聖イビット(腕)
コットランド――聖アンドリュー(素案)
・北アイルランド――聖パトリック(iPad)
アイルランド――聖パトリック(iPad)

【旧テキスト:P30】【新版テキスト:P22】


【問15解説】
スコットランドは、1707年にイングランドに併合され、グレートブリテン王国が誕生しましたが、1999年にスコットランド自治議会が復活し、英国全般に関する法律、軍事、外交以外の立法権を復活させました。2014年秋に独立の是非を問う国民投票が実施されましたが、反対票が賛成票をわずかに上回り、300年ぶりの独立はなりませんでした。

※因みに、1707年(宝永4年)と言えば、日本では富士山が噴火した年です。これまで記録が残されている10回の中でも最大のものとされるのが、宝永4年11月23日(旧暦)(1707年12月16日)の宝永大噴火(ほうえいだいふんか)です。噴火は約2週間続きました。
その富士山ですが、最近、南海トラフや首都直下型地震などと連動した形で噴火することも予測されています。生きている間に経験はしたくないですが、Xデーがいつ現実のものとなるか誰にもわかりません。いろいろなシミュレーションがされていますが、当店の新宿辺りには、約10㎝の降灰が予測されています。火山灰は少量でも、もたらす被害は大きく、地面に5㎜積もると、ぜんそくや気管支炎の持病のある人は容態が悪化し、2㎝も積もれば、殆どの人に気管や肺などに症状が出るといわれています。交通網も完全にマヒ、電気・ガス・水道などのライフラインにも障害が起き、噴火が収まったとしても、約1ヶ月間は首都機能はマヒするでしょう。最悪の事態を想定して、しっかり対策をしておく必要がありますね…余談でした。

 
 
【テキスト:P31】【新版テキスト:P23】


【問16解説】
スコットランド通貨は£(ポンド)、p (ペンス)です。
 
日本では、「イギリスの一都市」と誤解されている方が多いですが、イギリスもスコットランド同様に英国(=UK)の一部なのです。英国(=UK)はイングランド(イギリス)、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド の4カ国と他数カ国合わさり正式名称をグレートブリテンおよび北アイルランド連合国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland) となっています 。
 
スコットランドは国で通貨の発行をしていますが、スコットランドとイギリスポンドは同価値でイギリスでも使用できます。100ペンスが1ポンドとなります。
 
紙幣:£1、£5、£10、£20、£50、£100
 
硬貨:1p、2p、5p、10p、20p、50p、£1、£2


【問17解説】
竹鶴政孝は、1918年12月にスコットランドに到着、翌年の1919年4月21日(月)から1週間、スペイサイドのロングモーン蒸留所にて、1898年から新たにオーナーになったジェームズ・R・グラントに頼んで職工と一緒に働かせてもらい、モルトウイスキーの製造実習、ボーネスのジェームス・カルダー社工場にてグレーンウイスキーの製造実習を積みかさねた。そして、1920年の中頃、キンタイア半島の先端の町、キャンベルタウンにあるヘーゼルバーン蒸留所にて再度、モルトウイスキーの製造実習とブレンド技術を学びました。2冊の「竹鶴ノート」の舞台となった蒸留所です。今や失われた蒸留所として名を残すのみで、記録も十分に残っておらず、その実態には不明な点も多い蒸留所ですが、当時はキャンベルタウンで最大を誇っていました。  
 
因みに、1934年に設立した余市蒸留所の石炭直火蒸留によるポットスチルも、実習先の蒸留所を倣ったものです。

 
 

※当サイト管理人の素朴な疑問ですが、竹鶴政孝がスコットランドに留学した1918年~1920年は、誰もが知っている「スペイン・インフルエンザ」が、米国からヨーロッパ大陸にも拡がりパンデミックの第1波~第2波が流行していました。1918年8月には日本にも上陸し、10月から第1波の大流行が始まっています。第1波による日本での罹患者:2,117万人、死者25.7万人と記録があります。当然、欧州でも多数の死者が出ている真っ最中でした。
今の新型コロナウイルスによるパンデミックを経験している者にとって、そんな時期に、よくロングモーン蒸留所やヘーゼルバーン蒸留所が外国人を受け入れたものだと思います。竹鶴政孝に関する書物には、その辺の事情やパンデミックのことが一切書かれていないのが不思議でなりません。

当時はまだパンデミックを起こしたウイルスの詳細な解明がなされていない時代で、現在のようなウイルス学の蓄積も医療体制も整備されていない状況で、外国人を受け入れるということに抵抗がなかったのかどうか何とも不思議に感じています。逆に、よくウイルスのことがわかっていなかったから抵抗なく受け入れてもらえたのかもしれませんね。

また、あまり知られていませんが、竹鶴政孝がスコットランドへ留学した1918年には、野口英世が、ロックフェラー財団の意向を受けて、まだワクチンのなかった黄熱病の病原体発見のため、当時、黄熱病が大流行していたエクアドルへ派遣されています。この年、英世の母のシカがスペインインフルエンザにより11月10日に65歳で死去しています。

そして、竹鶴政孝が、その翌年(1919年)4/21(月)から1週間、ロングモーン蒸留所でモルトウイスキー作りを学び、その後、エジンバラの北のフォース湾に面したボーネス蒸留所(1925年にDCL傘下となり同年閉鎖)で、2週間にわたってグレーンウイスキー作りを実習した年には、米国~欧州でスペイン・インフルエンザの第3波が流行していました。日本でも12月から第2波の流行が始まっています。日本での第2波による罹患者:241万人、死者12.8万人。
以上、余談でした。

 
【テキスト:P56】【新版テキスト:P67】


【問18解説】《頻出問題》
東のダンディー(Dundee)と西のグリーノック(Greenock)を結ぶ想定線の北をハイランド、南をローランドと分類しています。スペイサイドモルトも、かつてはハイランドに含まれていましたが、今日ではスペイサイドは独立した生産地区とするのが一般的です。




【問19解説】
・ペンダーリン蒸留所は、スコッチでもアイリッシュでもない、ウェルシュウイスキーです。イギリス本島南西部に位置するウェールズで、100年の眠りから覚めたウェールズ唯一の蒸留所と言われています。
・ギムリ蒸溜所は、1968年、カナダ・マニトバ州に設立されました。現在はディアジオ社が所有している蒸溜所で、別名「クラウンローヤル蒸溜所」とも呼ばれています。
・グランツは、グレンフィディックを手がけるウイリアム・グラント&サンズ社によって作られているブレンデッドウイスキーの商品名です。グランツとスコッチの売り上げNo.1を誇るグレンフィディック蒸留所は姉妹蒸留所であり、ウイリアム・グラント&サンズ社が手がけています。
・グレンロセス蒸留所は、スペイサイド地区にあるバーン・オブ・ロセス(ローゼス、the Burn of Rothes)付近にあり、シングルモルトのスコッチ・ウイスキーを造っています。グレンロセスは、ブレンデッド・ウイスキーの原酒として評価が高く、その98%がカティーサークやフェイマスグラウスといったブレンデッド・スコッチ・ウイスキーに使用されています。


【問20解説】
・ロックランザ:アラン島
・タリスカー:スカイ島
・トバモリー:マル島



 
【新版テキスト:P78】


【問21解説】
オーヘントッシャンでは、ローランド伝統の3回蒸溜を今でも実施しています。蒸留を重ねれば、その分アルコール度数が高くなり、純粋なアルコールに近くなります。マイルドでクセが無く飲みやすいといわれるのはそのためです。
【テキスト:P80】【新版テキスト:P88】


【問22解説】


図は、2級の模擬試験(100問)をクリアするとダウンロードできる参考書から抜粋
因みに、
・グレングラント:ロセス地区
・グレンタレット:南ハイランド
・オーバン:西ハイランド

【新版テキスト:P78】


【問23解説】

この手の問題は覚えておくしかないです。

【新版テキスト:P89】


【問24解説】


因みに、
・ウルフバーン:北ハイランド
・バルブレア:北ハイランド
・グレンマレイ:スペイサイド

【新版テキスト:P78】


【問25解説】


【テキスト:P79】【新版テキスト:P87】


【問26解説】

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。

【テキスト:P68】【新版テキスト:P74】


【問27解説】
この手の問題は、生産地区ごとに覚えておくしかないですね。因みに、このサイトの管理者は、次のような表を作成して全部丸暗記しました。➡コチラ
模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできるオリジナル参考書も参考になります。

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。


【問28解説】
タリスカー、スカイ 共通する""スカ""で覚えておきましょう。 スコットランドが生んだ文豪で、子供向け海洋冒険小説『宝島』の著者、ロバート・ルイス・スティーブンソンが、タリスカーを「酒の中の王様」と称しています。

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。

【テキスト:P77】【新版テキスト:P84】


【問29説】
ピトロッホリーの町は、保養地として有名。夏目漱石もロンドン留学中の1902年に訪れた場所。名前の由来は、アソール公爵の居城ブレア城ですが、実際の城は18㎞北に行ったところにあって、昭和天皇が皇太子時代に滞在した城としても有名。仕込水に使われているベン・ヴラッキー山の泉の水がオルトダワーという小川となって蒸留所内を流れている。オルトダワーは、ゲール語で「カワウソの小川」、そこからシンボルマークがつくられた。

【テキスト:P50】【新版テキスト:P39】


【問30解説】
因みに、グレンタレットは、南ハイランドに位置します。

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。


【問31解説】
マル島=トバモリー蒸留所
 
ルイス島=アビンジャラク蒸留
 ハリス島=アイル・オブ・ハリス蒸留所





【問32解説】
これは覚えておくしかないですね。
クラシック・モルト・シリーズ(Classic Malt Series)とは、ユナイテッド・ディスティラーズ(UD社、現ディアジオ社)が提唱したシングルモルトのシリーズ。地域ごとの代表的なシングルモルト銘柄を挙げ、シングルモルトウイスキーの地域性をフィーチャーするためのシリーズです。
①北ハイランド : ダルウィニー
②西ハイランド :オーバン
③スペイサイド : クラガンモア
④ローランド : グレンキンチー
⑤アイラ : ラガヴーリン
⑥アイランズ : タリスカー


クラガンモアについては、
【テキスト:P65】【新版テキスト:P57】 


【問33解説】
因みに、
・ブラッドノック、アイルサベイ:ローランド
 
・アビンジャラク:ルイス島

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。


【問34解説】
因みに、グレンエルギン蒸留所、グレンキース蒸留所、グレンファークラス蒸留所の3つがスペイサイドモルト。
グレンキンチー蒸留所:ローランド
トバモリー蒸留所:マル島



【問35解説】
この手の問題は、生産地区別に覚えておくしかないです。
ダルウィニーは、ハイランドモルト



【問36解説】
ディアジオ社とペルノリカール社が所有する蒸留所は覚えておきましょう。もし余裕があれば、このサイトの管理者が作った表(所有者別一覧)を上から順に覚えておきましょう。
因みに、ディアジオ社は、モルトウイスキー蒸留所30ヵ所+グレーンウイスキー蒸留所1ヵ所を所有し、ペルノリカール社は、主にスペイサイドにモルトウイスキー蒸留所13ヶ所+グレーンウイスキー蒸留所1ヵ所を所有しています。

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。





【問37解説】
前問の表を覚えておきましょう。


【問38解説】《頻出問題》
日本の企業が所有する蒸留所は全て覚えておきましょう。

《スコッチウイスキー》
・ベンネヴィス(ニッカウヰスキー)
・トマーティン(宝酒造・大倉商事)
・ラフロイグ、ボウモア、オーヘントッシャン、アードモア、グレンギリーの5つ(ビームサントリー)
・マッカラン(株式の25%サントリー)。
因みに、ベンネヴィスは、イギリス最高峰の山(1,344m)。 

《アイリッシュウイスキー》
・クーリー、キルベガン(ビームサントリー)

《バーボン》
・フォアローゼス(キリンビール)
・ジムビーム、メーカーズマーク(ビームサントリー社)



【問39解説】
前問と同様に、日本の企業が所有する蒸留所は全て覚えておきましょう。
因みに、スプリングバンクは、J&A・ミッチェル社所有。

《スコッチウイスキー》
・ベンネヴィス(ニッカウヰスキー)
・トマーティン(宝酒造・大倉商事)
・ラフロイグ、ボウモア、オーヘントッシャン、アードモア、グレンギリーの5つ(ビームサントリー)
・マッカラン(株式の25%サントリー)。
※ベンネヴィスは、イギリス最高峰の山(1,344m)。 

《アイリッシュウイスキー》
・クーリー、キルベガン(ビームサントリー)

《バーボン》
・フォアローゼス(キリンビール)
・ジムビーム、メーカーズマーク(ビームサントリー社)



【問40解説】
この手の問題も覚えておかないと解けません。正しくは、
・ラガヴーリン:ディアジオ社
・マッカラン:エドリントングループ社
・ラフロイグ:ビームサントリー社


【問41解説】

リトルミルは、ロッホローモンド・グループ社の所有でしたが、1994年に閉鎖しました。グレンガイルはJ&A・ミッチェル社。
 
因みに、へーゼルバーン蒸留所は、キャンベルタウンの失われた蒸溜所の中で、究極、最大にしてかつ最重要な蒸溜所でした。第一次世界大戦後、スコッチ・ウイスキー産業全般が厳しい時代を迎え、会社は1920年に有名なホワイトホース・ウイスキーのマッキー&Coに売却され、その後、1924年に社名はホワイトホース・ディスティラーズに変更されて、翌年はヘーゼルバーンの操業が停止され、1921年以来断続的にしか操業されていません。ホワイトホース・ディスティラーズ社がディスティラーズ・カンパニー社(DCL)に吸収されたので、蒸溜所の建物は研究用の施設として役立てられ、現在は、ヘーゼルバーンの複合施設のうち、元の事務所と古い麦芽用納屋がある比較的小規模の施設とヘーゼルバーン・ビジネスパークの一部分のみが残っているだけです。
 



【問42解説】
 
主なブレンデッドのキーモルトを整理しておきます。
 
・バランタイン:グレンバーギ、ミルトンダフ
・シーバスリーガルストラスアイラ
・ロイヤルサルートストラスアイラ
・オールドパークラガンモア
・デュワーズアバフェルディ
・ジョニーウォーカー
  ・レッドラベルスカイ島のタリスカー
  ・ブラックラベル12年スペイサイドのカードゥ、スカイ島のタリスカー、アイラ島のラガヴーリン。
  ・グリーンラベル15年:スカイ島のタリスカー、アイラ島のカリラ、スペイサイドのリンクウッドとクラガンモア。
  ・ブルーラベル:ロイヤルロッホナガー。使用される原酒は、なんと10,000樽に1樽しか存在しない、熟成の極まった希少なウイスキーのみ。
・グランツグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ、アイルサベイ
  ※モンキーショルダーはブレンデッドモルトですが、使用するキーモルトは、グレンフィディック・バルヴェニー・キニンヴィと、グランツに使用しているキーモルトと同じ。
・バランタインは、40~50種類のモルト原酒をブレンドしていますが、その中核をなすのが、スペイサイドのグレンバーギとミルトンダフ、グレントファース、スキャパです。
・ヘイググレンキンチー
・カティサークグレンロセス
・ロイヤルハウスホールドダルウィニー
・ホワイトホースラガヴーリン+スペイサイドのクレイゲラキとグレンエルギン

【テキスト:P90】【新版テキスト:P104】


【問43解説】
トバモリーはマル島のトバモリー漁港に面して建てられています。トバモリーは、ゲール語で「メアリーの井戸」の意味。
トバモリー蒸留所では、ノンピートな「トバモリー」だけでなく、「レダイグ」(現地の発音ではレイチェック、ゲール語で「安全な港」という意味)というフェノール値が35ppmの古いタイプのモルトも造っています。


【テキスト:P76】【新版テキスト:P83】


【問44解説】
キャンベルタウンハーバーは、グレンスコシアのラインナップ。
100%ファーストフィルのバーボン樽原酒を使用した、ノンエイジのグレンスコシアで、やわらかなピート香と潮の香漂うシングルモルトです。




【問45解説】
ブレンデッドウイスキーのキーモルトが何であるかは、問42の解説にあるように代表的なものを覚えておくしかありません。
「ストラスアイラ」は、スペイサイド最古の蒸留所で1786年に建設されました。90年代後半までは、石炭直火炊きを行っていました。シーバスリーガルの核となる原酒で、シングルモルトとして出回るのは極少量です。
 
 
【テキスト:P57】【新版テキスト:P106】


【問46解説】
ホワイトホースは、ラガヴーリンを中核にブレンドされています。クセのあるアイラモルトを中核にしているのは珍しいですが、スペイサイドのクレイゲラキとグレンエルギンのモルト原酒をブレンドすることで、バランスの良い味わいを生み出しています。

 
 
【テキスト:P106】【新版テキスト:P119】


【問47解説】
スプリングバンク蒸留所では、全ての麦芽をフロアモルティングでまかなっている唯一の蒸留所で、麦芽のピートレベルと蒸留方法をかえて3つのウイスキーを造っています。
 
 
・ロングロウ(フェノール値:50ppm、全生産量の10%)
 
・スプリングバンク(フェノール値:12~15ppm、全生産量の70%)
 
・ヘーゼルバーン(フェノール値:0ppm、全生産量の20%)。
 
ロングロウは2回蒸留、スプリングバンクはローワインの一部を3回蒸留する2.5回蒸留、ヘーゼルバーンは3基を使った3回蒸留と、それぞれ異なるシステムを採用。
 
 
【テキスト:P81】【新版テキスト:P92】


【問48解説】

※図は1級用の模擬試験(100問)をクリアしてダウンロードできる参考書からの抜粋です。


【問49解説】
主なブレンデッドのキーモルトを再度、整理しておきます。
・バランタイン:グレンバーギ、ミルトンダフ
・シーバスリーガルストラスアイラ
・ロイヤルサルートストラスアイラ
・オールドパークラガンモア
・デュワーズアバフェルディ
・ジョニーウォーカー
  ・レッドラベルスカイ島のタリスカー
  ・ブラックラベル12年スペイサイドのカードゥ、スカイ島のタリスカー、アイラ島のラガヴーリン。
  ・グリーンラベル15年:スカイ島のタリスカー、アイラ島のカリラ、スペイサイドのリンクウッドとクラガンモア。
  ・ブルーラベル:ロイヤルロッホナガー。使用される原酒は、なんと10,000樽に1樽しか存在しない、熟成の極まった希少なウイスキーのみ。
・グランツグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ、アイルサベイ
  ※モンキーショルダーはブレンデッドモルトですが、使用するキーモルトは、グレンフィディック・バルヴェニー・キニンヴィと、グランツに使用しているキーモルトと同じ。
・バランタインは、40~50種類のモルト原酒をブレンドしていますが、その中核をなすのが、スペイサイドのグレンバーギとミルトンダフ、グレントファース、スキャパです。
・ヘイググレンキンチー
・カティサークグレンロセス
・ロイヤルハウスホールドダルウィニー
・ホワイトホースラガヴーリン+スペイサイドのクレイゲラキとグレンエルギン


【問50解説】
フロアモルティングとは、伝統的な方法で、水に浸けた大麦をコンクリートの床に広げ、発芽が均一に進行するように木製のシャベルや機械によって攪拌を繰り返します。麦芽づくりをする職人をモルトマンと言います。大麦の種子に含まれているデンプンは、そのままでは発酵させることができないため、これを糖に変える必要があります。大麦を発芽させることによって、酵素が生成し、この酵素がデンプンを糖に変える働きをします。大麦を発芽、乾燥させたものが大麦麦芽(モルト)です。
 
 
現在も、伝統的なフロアモルティングを行っている主な蒸留所は以下の7箇所のみ:
 
・ボウモア、
 
・ラフロイグ、
 
・キルホーマン
 
・ハイランドパーク、
 
・バルヴェニー
 
・スプリングバンク
 
・グレンドロナック


写真出典:たのしいお酒.jp

 
※因みに、サラディン式製麦法(下の写真)とは、伝統的なフロアモルティングと、現在のドラム式モルティングの中間的製法で、19世紀後半にフランス人のサラディン氏によって考案された方法です。大きい部屋の床を四角に区切り(これがサラディンボックス)、そこに大麦を入れ下から空気を送って攪拌する方式で大幅に効率が上がり、経済的であったらしく、その後いくつかの蒸留所にも導入されましたが、現在でも残っているのは「タムドゥー蒸留所」だけです。

写真出典:お酒ファン.com

【テキスト:P34】【新版テキスト:P26】


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